医師紹介

経歴
- 2004年3月
- 熊本大学医学部卒業
- 2004年4月
- 熊本大学医学部附属病院 初期研修医
- 2006年4月
- 済生会熊本病院心臓血管センター循環器内科レジデント
- 2009年4月
- 熊本大学大学院 生命科学研究部 循環器内科学 医員
- 2013年7月
- 熊本大学医学部循環器内科 循環器臨床研究先端医療寄付講座 特任助教
- 2014年4月
- 国立循環器病研究センター心臓血管内科 心不全科 医師
- 2016年4月
- 熊本大学医学部循環器内科 予防医学寄付講座 特任助教
- 2017年1月
- 熊本大学医学部附属病院循環器内科 助教
- 2019年4月
- 熊本大学病院 助教 アミロイドーシス診療センター 副センター長
- 2021年10月
- 熊本大学病院 循環器内科 診療講師
- 2024年4月
- 熊本大学病院 心血管寄付講座 客員講師
- 2024年6月
- たかしお内科ハートクリニック 開院
資格
- 医学博士
- 日本内科学会 内科認定医・総合内科専門医
- 日本循環器学会 循環器専門医
- 心臓リハビリテーション指導士
- 日本循環器学会正会員
(Fellow of Japanese Circulation Society: FJCS) - 日本心臓病学会上級臨床医
(Fellow of the Japanese College of Cardiology : FJCC) - 難病指定医
- 認知症サポート医
- ビンダケル処方認定医師
- 着用型除細動器処方医
- 心不全緩和ケアトレーニングコース(HEPT)指導者講習受講
- 意思決定支援教育プログラム
(E-FIELD:Education For Implementing End-of-Life Discussion)受講
所属学会
- 日本内科学会
- 日本循環器学会
- 日本心臓病学会
- 日本心不全学会
- 日本心臓リハビリテーション学会
- 日本アミロイドーシス学会
医師によるメッセージ
はじめまして。院長の高潮征爾です。私はこれまで熊本大学病院や地域の基幹病院にて、15年以上にわたり循環器内科の専門診療に携わってまいりました。特に心不全診療においては10年以上の臨床経験を持ち、高度な専門知見に基づいた治療を実践しています。
私の信条は「病気ではなく人を診る」こと。心臓の病は、一度良くなれば終わりではありません。当院では専門医による治療だけでなく、心臓リハビリテーションを含めた一気通貫の医療を提供し、再入院の防止と身体機能の維持に力を入れています。患者様が住み慣れたこの地域で、自分らしい生活を末永く送れるようサポートさせていただきます。心臓に関する不安や、歩行時の息切れなど、どんな小さなお困りごともお気軽にご相談ください。

ドクターズインタビュー
まず、高潮先生が循環器内科、特に「心臓」という領域を専門に選ばれたきっかけを教えてください。
一言で言えば「一番面白そうで、一番ダイレクトに結果が出る領域」だと感じたからです。心臓は生命の源であり、心臓が止まればすべての臓器が止まってしまいます。非常に重要かつダイナミックな臓器ですが、実は治療において「医師がいかに迅速で適切な判断を下すか」が、その後の経過に劇的な影響を与えます。
自分の判断ひとつで、患者様が目に見えて良くなっていく。その責任の重さと、結果がダイレクトに返ってくる手応えに魅力を感じ、これまで15年以上にわたり循環器内科の研鑽を積んできました。特に心不全診療においては10年以上の臨床経験があり、大学病院や国立循環器病研究センターなどの最前線で、数多くの重症患者様と向き合ってきました。

クリニックの診療理念についてお聞かせください。
当院では「総合的な治療」「専門的な治療」「チーム医療」の3つを柱としています。地域に貢献しながら患者様の意思を尊重し、スタッフと共に成長しながら、皆様の健康をサポートしていくことが私たちのミッションです。単に数値を治すのではなく、「病気ではなく人を診る」という姿勢を大切にしています。
「心不全」という言葉はよく聞きますが、具体的にどのような症状で受診される方が多いのでしょうか。
最も多いのは「足のむくみ」「息苦しさ(呼吸苦)」です。また、階段を上る時の息切れや、夜寝ている時に胸が苦しくなるといった症状で来られる方もいらっしゃいます。
これらは心臓のポンプ機能が低下し、全身に血液をうまく送れなくなったり、肺に水分が溜まったりすることで起こる、心不全の代表的なサインです。
心臓病になりやすい方の特徴などはありますか?
大きく分けて2つのリスクがあります。一つは「心臓病の家族歴」です。ご家族に心臓病の方がいらっしゃる場合は、遺伝的な体質としてリスクが高まる傾向にあります。もう一つは「生活習慣」です。糖尿病、高血圧、脂質異常症といった持病をお持ちの方は、血管や心臓への負担が蓄積されやすく、将来的な心筋梗塞、不整脈や心不全の発症リスクが非常に高いと言えます。
一度治療して退院しても、心不全を繰り返してしまう方が多いと聞きます。
そこが心不全診療の難しいところであり、私たちが最も力を入れているポイントです。
心不全を繰り返す方には、医学的な要因だけでなく、生活習慣に課題があるケースも少なくありません。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ではありませんが、体調が良くなると薬を飲み忘れたり、塩分を摂りすぎたり、無理をしてしまったり。
ご自身では気づかないうちに悪化の種をまいていることがあります。当院では、こうした「悪化の兆し」に患者様自身が気づけるよう、二人三脚で自己管理をサポートしています。

クリニック内に本格的な「心臓リハビリテーション」の設備を整えられた理由を教えてください。
心不全や心筋梗塞の治療において、手術やお薬と同じくらい重要なのが「心臓リハビリテーション」だからです。以前勤務していた国立循環器病研究センターでの経験から、適切な心臓リハビリがどれほど患者様の予後を変えるかを肌で感じてきました。当院では、 心臓リハビリテーション指導士および心不全療養指導士の資格を持った理学療法士が循環器専門医の管理下で安全かつ効果的なプログラムを提供できる体制を整えています。
心臓リハビリを行うことで、患者様にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
心臓リハビリテーションによって得られるメリットは、大きく分けて3つの側面があります。まず身体的な面では、運動能力が向上・維持されることで「体の動きやすさ」を実感できるようになり、日常生活での息切れも軽減されます。
精神・心理的な面では、心筋梗塞などを経験した後に抱きがちな「また発作が起きるのではないか」という不安に対し、専門スタッフが寄り添いながら社会復帰を後押しするサポートを行います。
さらに、日々のリハビリを通じて塩分制限などの食事管理や生活習慣の改善ポイントを学び、病気への理解を深めることが可能です。あわせて、専門スタッフが常に体調をチェックしているため、わずかな異変を早期に発見し、重症化する前に適切な治療介入につなげられるという点も大きな利点です。

「外来」でリハビリを継続することの重要性について教えてください。
心臓病による入院中に心臓リハビリが開始した後に通院が難しかったり、近隣にリハビリ施設がないといった事情で退院後に心臓リハビリが継続的にできないという課題があります。しかし、本当の勝負は退院後の「日常生活」にあります。当院のような外来リハビリ施設は、入院リハビリからのバトンを受け取り、長期的なスパンで疾患を管理し、サポートし続けることができます。この「継続性」こそが、入院させない(再発させない)ための最大の武器になるのです。
先生が患者様と接する際に、特に心がけていらっしゃることはありますか?
「何かあったらすぐに相談できる」という安心感を持っていただけるよう、程よいコミュニケーションを心がけています。また、指導においては「できたことを褒める」という姿勢を大切にしています。生活制限が多い心臓病の治療は、患者様にとって忍耐が必要な場面も多いものです。だからこそ、うまくいったことに対してはしっかりと評価し、前向きに治療に取り組んでいただけるような雰囲気づくりを意識しています。
どのような悩みを持つ方に、ぜひ来ていただきたいですか?
「心筋梗塞や心不全を経験して、これからの生活が不安な方」や「心不全を繰り返してしまう方」には、ご来院していただきたいですね。一方で、あまりにも虚弱で自力での移動が困難な方や、高度な介護が必要な方の場合は、当院の施設リハビリよりも、訪問リハビリや通所介護(デイケア)などが適している場合もあります。その方の状態に合わせ、最も適切な医療・ケアが受けられるようアドバイスさせていただきます。
最後に、受診を検討されている方や、ご家族の方へメッセージをお願いします。
「心臓のクリニック」と聞くと、少し敷居が高く感じられるかもしれませんが、当院はとても温かい雰囲気のクリニックです。スタッフも明るく親切なメンバーばかりですので、どうぞリラックスしてお越しください。駐車場も広く、建物も新しく清潔感のある設計にしています。熊本市内(南区・東区・中央区)はもちろん、近隣の自治体からも多くの患者様にご来院いただいております。
心臓の健康は、人生の質に直結します。「少し息切れがしやすくなったかな?」「足がむくんでいるかも」といった、日常の些細な違和感こそが、心臓からの大切なサインです。手遅れになる前に、そして、今の健やかな生活を一日でも長く守るために。私たちチーム一同、全力でサポートさせていただきます。
